2011/09/02

NextEngineを使ってみよう その1の3

Kuska Cup の作成も終盤。
前回までのおさらいはこちらから。
その1の1 : NextEngine を使って形状をスキャン
その1の2 : RapidWorks でスキャンデータを修正、合成


さて今回は出来上がったデータをビジュアル化。
使ったソフトはフリーのCGソフトウェア Blender 2.5
フリーでありながらモデリング、アニメーション、レンダリングに加え、物理シミュレーションもできる驚きのソフトウェアです。
非公式ですがチュートリアルなどを 和訳しているサイト もあり、解説を読むと分かりますが
インタフェースを日本語にすることも可能だそうです。
今回はこれを使って、ネットで使い方を調べながら試行錯誤でトライしてみました(笑)。

まずは前回作成したポリゴンデータを OBJ で出力したファイルを
File > Import > Wavefront (.obj) で Blender に読み込みます。


画面右の Property (プロパティ)パネルでモデルの色を変更して、 Wood (木目) テクスチャを追加。
床用に Add > Mesh > Plane (平面)で板を一枚作成。


Add > Lamp (ランプ)で適当にライトを3個くらい足して
さらに World (環境)に Ambient Occulusion (アンビエントオクルージョン)があったのでこれも追加。
詳しい説明はネットなどで調べると出てきますので省きますが('-';A)、
光が入り込みにくい箇所に汚しをつけるというか暗くする効果で
環境光ぽい様子を簡単に表現してくれます。

あとは F12 を押してレンダリングすれば完成!
画像を jpg などのフォーマットで保存します。

今回のプロジェクトはここまでで完了。
思いの他3ページに渡ってしまいましたが、如何でしたでしょうか。
ちょっと広く浅くになってしまいましたが。。。(゚ー゚;A
次回は1つの処理について掘り下げた企画を考えます!


フリーソフトウェア
今回は Blender というフリーソフトを使いましたが、今はフリーでも高度なソフトウェアが沢山ありますので
ポリゴン処理 (その1の2) まで出来てしまえばお好みのソフトウェアで処理することができます。
Pixologic社の sculptris だと UI はこんな感じ。
こちらは名前のとおりスカルプト(押したり引いたり粘土細工のような形状作成)と、3Dペイントができます。
出力は OBJ か Zbrush に限定されているようですが、マテリアルのプリセットもあって便利です。