XOS/XORでメッシュに任意の画像を貼り付ける、テクスチャマッピング機能があります。
Mantis Vision F5でスキャンした車のスキャンデータにテクスチャをマッピングしてみましょう。
適当な画像を用意して'Add Texture'(挿入>テクスチャ追加)コマンドを実行します。
Rapidformはメッシュ単位にテクスチャをマップします。
従って完全に合成された1つのメッシュに対して、形状を覆うパノラマ画像などではなく、
モデルの一部のみを含んだ画像を使う場合、予めメッシュをマップする画像に合わせて分割しておく必要があります。
尚、点群にテクスチャをマッピングすることはできませんので、点群の場合はメッシュ化を先に行っておきます。
画像とメッシュ、それぞれの対応する箇所をピックしていきます。
指定点が多ければそれだけマッピングが正確になります。
結果はこのようになります。
尚、マッピングしたテクスチャは頂点カラーに変換することもでき、メッシュ編集時のパフォーマンスを向上することができます。
こちらは人体をやはりMantis Vision F5でスキャンした別の例です。
スキャンデータに画像をRapidformでマッピングしてみましたが、ほぼ違和感無く、上々の結果と言えるでしょう。
バストショット
手
最後の例は人体をフルショットで撮影したものです。
図を見ると、手の辺りなど、テクスチャが上手くマッピングされていないのが分かります。
使用しているテクスチャは四角いものです。
ハンカチを複雑な形状に合わせてピンで留めていくと、皺がよったり、ひっぱられたりするのと同じような原理で、
一枚のテクスチャで複雑形状に皺無くマッピングするには調節が困難になってきます。
そこで、このような場合の対処方法として、スキャンデータを分割するという方法があります。
ここではスキャンデータを上半身と下半身で分割し、それぞれ別々にマッピングしてみます。
まだ若干歪みが残っていますので、さらにウエスト辺りの領域を分けてから再度テクスチャをマッピング。
境目にわずかに色のミスマッチが残るものの、はじめの状態に比べてかなり良い結果が得られたのを確認することができます。
author: Michael
2011/10/25
2011/10/05
Rapidform XOM、ついにリリース!
お待たせいたしました!
ずっと温めて、育ててきた卵がようやく雛になりました♪
Rapidform Japanオリジナル「Rapidform XOM」のリリースです!
Rapidformが培ってきた世界最高レベルの点群、メッシュ処理技術をフリーで提供いたします。
このXOM、日本語版だけなんです。英語版はありません。
当社にとってもひとつの挑戦です。本社とも様々な視点から議論を重ねて結論を出しました。
このXOMが日本の3Dスキャニングマーケットにどのような影響を与えてくれるのか。
また、それ以外のマーケットにどのくらい普及してくれるのか。
私自身も非常に楽しみにしています。
フリーバージョンですので、どしどしインストールしてご活用ください。
このBlogサイトでも、XOMの活用方法など投稿していきますのでよろしくお願いします!
Rapidform XOM Webサイトはこちら。
http://www.rapidform.com/ja/products-3/rapidform-xom/
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